所長の一言 27年1月

最近、「なぜかミスをしない人の思考法」という本を読みました。

ビジネスでも、本当に参考になりますので、感想を述べたいと思います。

 

先ず、「失敗の3悪人」の話です。

ビジネスマンなら、日常の活動で、倒産に至らないとも限らないミス・失敗は、許されません。

失敗の原因には、三つが挙げられております。

一つ目は、「無知」です。

統計でも、この無知による失敗は、約35%と言われており、最も注意すべき点であります。

建設業を例にとると、法律でセーフティネットや安全帯着用義務があることを知らないので、使わない。無知な作業者に、高層建築のような高度な仕事はできない。

 

二つ目は、「無視」です。

統計で、無視は9%。

やはり、建設業を例にとると、安全帯を腰に回していても、そのフックをどこかの柱か、ワイヤーに引っ掛けていなければ、役に立たない。多くの事故は、面倒だから無視して起こるのである。

 

三つ目は、「過信」である。

統計で、過信は、17%。

木造建築の棟上げでは、柱を2本立ててそれに梁を渡す。柱の穴に梁のホゾを叩き込むが、その時鳶職は、梁の上に乗って大きな槌のようなカケヤを振り回す、しかし、安全帯を着けない。フックを掛ける所がないからである。

北欧では、この最初の鳶のために、クレーン車のフックをぶら下げておくのである。鳶の誇りであろうが、自分は落ちないという過信のために、落ちたらお仕舞である。

 

私は、この三悪人に不注意を付け加えたい。

不注意は、思い込みから生じます。不注意の防止は、面倒でも、一つずつ確認することが必要である。

所長の一言 26年12月

早いもので、今年も後余すところ わずかな日数となりました。

心せわしい年の暮れ、御社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。

今年も格別のご高配を賜り誠に有難うございました。厚く御礼申し上げます。

 

新年になりますと、心も新たに、「今年こそは売上を大きく伸ばそう」とか「地域一番店になろう」とか考えますが、年の暮れになると、実行できなかったことを悔やむ結果となる人々が、私も含めて、多いように思われます。

 

過日、岐阜市内で行われたセミナーで、信念の重要性を話された内容をお話したいと思います。

ハワイで実際にあった話で、日本語しか話せない患者と、日本語の話せない医者の話です。この患者が、不調を訴えて、この医者にかかった時のことです。会話が双方とも噛み合わない中、この患者が、医者の話の中で、「Sugar」という言葉だけが理解できたそうです。患者は、そうか「Sugar」を取れば治るんだと確信して、医者の薬の調合も断って、例えばコーヒーの中に砂糖を5杯入れるとか、ご飯に砂糖をかけて食べるとかして、ひたすら砂糖を摂取した結果、体調が良くなったそうです。実は、この患者は「糖尿病」だったそうですが、やってはいけない事でも、「砂糖を食べれば治る」という信念を持って、糖尿病患者で御法度とされることをやって、信念によって治ったということです。

 

かの有名な啓豪家ナポレオンヒルも、「思考は現実化する」・「物事は外から起こるのではなく、自分を通してやって来る」・「自分から出たものは、自分に返ってくる」と言っております。

信念を持つことの大切さを、ご紹介しました。

阪本司法書士事務所 所長の一言 26年11月

今月は、司法書士阪本文栄の方から事務所通信をお届けさせて頂きます。

【今月のテーマ:不動産登記って何のためにするの? その1 前回のつづき】

不動産登記には色々な効力があります。中でも重要なのが「対効力」と呼ばれるもので、自分が所有権を取得したことを、第三者(契約当事者以外の他人)に対して対抗できる効力です。

前回、この対効力について、代表的な事例をクイズ形式でご紹介しました。今回はその結論を説明したいと思います。

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[事例]A氏が、自己所有の土地・建物を売りたいと考えている。そこへ、B氏とC氏が買いたいと言ってきた。そこでA氏は、両方に売って売買代金を二重に受け取り、その後は逃げてしまおうと考えた。B氏とは11日に売買契約、代金も受け取ったが、家の鍵の引渡は後日改めてすることに。その翌日、C氏と売買契約、代金の受け取りと同時に家の鍵も引渡した。

登記の方は、お正月休みで法務局は休みであったので、A氏の名義のままである。

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 結論:このままでは、B氏とC氏のいずれも自己の所有権を主張できません。もし2人が裁判で争ったとしても、いずれも勝てないということです。意外な結論だと思われませんか?

その理由は民法177条により、『不動産の所有権の取得については先に登記をした者勝ち』と規定されているためです。つまり、登記がいまだにA氏名義のままであるため、B氏とC氏が争った場合、いずれも自己の所有権を相手に対抗出来ないのです。契約日の先後や、金銭の授受の有無、引き渡しの有無などは一切考慮されません。

 このように、不動産登記には重要な役目がありますので、売買等の所有権移転時には速やかに登記をすることがとても大切なのです。

所長の一言 26年10月

経営のヒント

 

経営学に、「ベンチマーク」という言葉があります。

どういうことかと申しますと、「良いとこ取り」という意味です。

 

この証拠に、今の中国の発展は、当時中国の労働賃金が安かったために、世界各国の最新の高度技術を持って行って工場生産されたことによります。

まさに、ベンチマークを地で行った感があります。

 

このことは、自分たちの経営でヒントを掴むためには「繁盛店」へ行って、そのやり方を学ぶことではないかと考えます。

そして、ヒントを掴んだら、必ず、真似ることです。

 

カステラで有名な、「文明堂」で歴代のある社長が、福井で繁盛している餃子店へ行って、なぜ繁盛しているかと考え店内を見回すと、「餃子は一番、電話は2番」というポップ広告をみて、「カステラ一番、電話は2番」というコマーシャルを作ったという話は有名です。それまでは、カステラは、「福砂屋」が一番でしたが、このコマーシャルで、文明堂が一番になったといわれています。

阪本司法書士事務所 所長の一言 26年9月

今月は、司法書士阪本文栄の方から事務所通信をお届けさせて頂きます。

【今月のテーマ:不動産登記って何のためにするの? その1】

司法書士の主な業務は、法務局に申請する登記書類の作成や、申請の代理です。登記には「商業登記」「不動産登記」等がありますが、今回は不動産登記について触れたいと思います。そもそも不動産登記は何のためにする制度なのか、皆さまご存知でしょうか。

家を新築したり、土地や建物を買った時には、多くの方が登記をされると思います。ですがそういった場面は、長い人生の内にもそう何回もありませんし、大抵は、不動産会社や融資を受ける銀行等から言われるがままに、登記をしていたという方がほとんどではないでしょうか。

建物を売買したり、抵当権の設定をした時の不動産登記というのは義務ではないので、やならければ何か罰則があるという訳ではありません。ではなぜ、わざわざ費用をかけてまで登記をする必要があるのでしょうか?それは、高額で大事な財産である不動産の取引を、円滑かつ安全にするためです。不動産登記の効力にはいくつかありますが、中でも重要なものが「対効力」と呼ばれるもので、自分が所有権を取得したことを、第三者(契約当事者以外の他人)に対して対抗できる効力です。この対効力について、代表的な事例をクイズ形式でご紹介したいと思います。

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A氏が、自己所有の土地・建物を売りたいと考えています。そこへ、B氏とC氏が買いたいと言ってきました。そこでA氏は、良からぬことを思いつきます。「そうだ!両方に売って、売買代金を二重に受け取ってしまおう。その後はどこかへ逃げてしまえ。」

そして、B氏とは11日に売買契約をし、代金も受け取りましたが、家の鍵の引渡は後日改めてすることに。その翌日、C氏とも売買契約をし、代金の受け取りと同時に家の鍵を引渡しました。その後、A氏は雲隠れして行方が分かりません。登記の方はというと、お正月休みで法務局はやっていませんので、A氏の名義のままでした。

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 さて、B氏とC氏は、当然自分が買主で、A氏の土地・建物は自分のものだと思っているので、所有権を巡って争いになります。この場合、B氏とC氏のいずれが所有権を主張できると思われますか?民法177条の規定がポイントになるのですが、答えは次回でご説明致します。

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