阪本司法書士事務所 所長の一言 27年11月

【今月のテーマ:『相続に関係する豆知識 その3』

 

◎遺産分割の後で遺言書がみつかった場合、どうする?

 

事例

『父が亡くなり、父の遺産は遺産分割協議を経て相続人に分配されました。後日、父の遺品を整理していたら遺言書が見つかりました。協議の内容とは異なるものでしたが、どうすれば良いでしょうか?』

 

遺言書は、亡くなった人(被相続人)が遺された親族に対して送る最後のメッセージであり、非常に大きな力を持っています。遺言書にしたためられた内容は、最大限に尊重されるべきものとされており、法律で定められている法定相続分よりも優先されるべきものです。

ところが、この事例では、遺言書を発見する前に遺産分割協議が行われ、被相続人の意思とは異なる形で財産が分配されていました。

このような場合の対応ですが、基本的には「遺言書の内容に従う」ことになります。相続人全員が遺産分割協議の内容に納得していたとしても、後から発見された遺言書の内容と異なる場合は、協議の内容は無効となってしまうのです。

 

しかしながら、後から発見された遺言書の内容を確認した相続人全員が、既に行った遺産分割協議の内容を優先させたいと考えている場合は、遺産分割をやり直す必要はありません。このようなケースが起こった場合は速やかに相続人全員を集めて、遺言書の内容を確認するとともに、遺産分割協議をやり直したいかどうかの意思を確認するようにしましょう。

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