阪本司法書士事務所 所長の一言 27年10月

【今月のテーマ:『相続に関係する豆知識 その2』

 

◎未成年の子がいる場合、遺産分割協議は親が代理できる?

 

未成年者が財産上の法律行為(契約など)をする場合には、原則として親権者が法定代理人となって手続きを行います。遺産分割協議であってもそこに違いはありません。

しかし、相続によっては親権者と子が同時に相続人になってしまう事もありえます。

 

例えば、父、母、子(未成年者)という家庭があり、父が死亡したとします。この場合、法定相続人は母、子の2人になり、同じ立場(父の遺産を争う関係)にあります。

このとき、母が子の法定代理人として認められてしまえば、母は子の意志に関係なく好きなように遺産を取得することが可能になってしまい、「母がすべての遺産を相続する。」という内容の遺産分割協議を行ってしまう恐れがあります。

 

このように、未成年者と親権者の間で利益が相反する場合には、家庭裁判所に申立をし、親権者に代わって未成年者の代理人になる「特別代理人」を選任してもらう必要があります。

家庭裁判所に選任された特別代理人は、未成年者に代わり遺産分割協議に参加し、遺産分割協議書の押印も特別代理人が行います。

 

なお、未成年者1人に対して特別代理人1名が必要になりますので、未成年者が複数いる場合には、特別代理人も複数人必要です。

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