所長の一言 令和元年8月

二代目経営者に大切なこと

 

定期購読している会計事務所向け機関紙に、二代目所長の悩みとして、事業承継から1年経過したが、先代の影響がいまだに強く残っており、顧問先や職員に自分の声が届かないという事例があり、少し気になりその記事を読みました。

どうやらその二代目所長は、自分の特色を出すために、前の所長がやっていなかったことを、提案・提供し過ぎていることに、周囲は不満を持っているということが原因でした。そのアドバイスとして、引き継いだ早々から自分の特色を出すのではなく、まずは前の所長のやっていたことをきちんと引継ぎ、その後で自分の特色を出した方が、周囲には理解されやすいと書かれていました。また、前の所長が事業を行っている間、モットーにしていた『経営理念』を二代目所長もキチンと理解し、大切にすると良いとも書かれていました。

この事例は会計事務所だけの問題ではなく、事業承継を行った会社、または行う予定の会社にとって大切なことだと考えられます。事業承継が上手くいかないケースは、先代の経営理念や経営ノウハウ、取引先との顔つなぎ等をおろそかにして、自分の色を出すことに執着してしまい、周囲と不調和が生じ、今まで順調だった事業も上手くいかず、事業承継も失敗してしまうことが考えられます。経営力や求心力は先代の方がまだまだベテランですから、そこから色々なことを学び、時期が来たら、本格的に自分の特色を生かしていければよいのではないでしょうか。

ちなみに私も、父から事業を引き継いだ二代目所長ですが、上記の点は意識的に大切にするようにしています。前の所長のころから事務所には『経営理念』が掲げられており、それも変えることなく受け継いでいます。

 

前の経営者が引退を考え、これからは次の経営者が事業を舵取りしていく時代へと入っていきます。経営というものに正解はありませんが、二代目経営者は事業を上手く引き継ぎ、前の経営者や取引先、周囲の方々皆さんが、幸せになれる経営を行っていければ最高ですね

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