所長の一言 令和元年10月

先日の台風19号では、全国的に甚大な被害があり、被災された方々に謹んでお悔やみを申し上げるとともに、一日も早い復旧を心より祈念申し上げます。

特定空き家にかかる固定資産税について

皆さんは、土地の上に住宅が建っている場合、軽減措置によって固定資産税が減額されていることはご存知でしょうか?更地にすると固定資産税が高くなってしまうので、相続などで引き継いだ住宅付土地をそのままにしている「空き家」が増加しており、岐阜県下でも問題になっています。

平成27年度の税制改正で、管理不十分な空き家の敷地に対して固定資産税・都市計画税の軽減の適用対象外とする改正が行われ、下記の4つの状態のいずれかに該当する場合には、「特定空き家」に指定され、固定資産税軽減措置の対象から外されます。その場合(敷地面積は200㎡とします)は、翌年の固定資産税は前年の4倍以上の増額となる可能性もあります。

     ◎「特定空き家」に該当する要件

     ①倒壊等著しく保安上危険となるおそれがある状態

     ②そのまま放置すれば著しく衛生上有害となるおそれのある状態

③適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態

④その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態

特定空き家に指定されないようキチンと管理できればよいですが、管理が難しい場合には、譲渡することが考えられます。平成28年に創設された「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除の特例」により、譲渡所得の金額から最高3,000万円まで控除することができますが、これには一定の要件があるため、注意が必要です。

現在、空き家を所有している方や、相続が発生すると空き家となる家屋を所有することが見込まれる方は、建物を取り壊して売却するか、あるいは耐震改修等の修繕を行い有効活用するべきかを検討し、特定空き家に指定されることのないよう、何らかの対策が必要です。

 

さて、来月11月8日(金)、高山市民文化会館にて、「あなたと家族のための家じまい~空き家対策のための収納・整理・税金のお話~」と題した空き家対策セミナーがあり(主催:岐阜県)、私も講師を務めることとなりました。上記の内容等を説明する予定です。ご興味ありましたら、是非ご参加ください。

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